円安が止まりません。きょうも34年ぶりの円安水準を更新しました。止まらない円安に鈴木財務大臣は、これまでより踏み込んで市場をけん制しました。
記者
「きょうも円相場は一段と円安が進んでいます」
外国為替市場で円相場は1ドル=154円85銭まで円安が進行。1990年以来、およそ34年ぶりの水準を更新しました。
市場では政府・日銀による為替介入への警戒感が高まっています。
先週、日米韓の財務大臣会合で「円安・ウォン安進行への懸念」を共同声明に盛り込んだことを受け、鈴木財務大臣はこう述べて、市場をけん制しました。
鈴木俊一 財務大臣
「(この先の)『適切な対応』につながる環境が整ったかということについては、そうとらえられてもいいのではないかと」
これまでより、一段と踏み込みました。
一方、1998年に財務官として為替介入を指揮した“ミスター円”榊原英資氏は、政府・日銀は介入には動かないとみています。
榊原英資 元財務官
「日米の経済の違い(金利差)から来ている円安。理由のある円安ですからね、特に介入する必要はないという判断を当局はしていると思います」
アメリカの政策金利は現在5%台。それに比べて日本は、先月、マイナス金利を解除したものの、依然として0%近辺で推移しています。
榊原氏は現在の円安は日米の金利差によるものであり、仮に介入に踏み切ったとしても効果が限定的なため、いまの水準では介入は行わないのではないかと指摘します。
一方、家計を圧迫する円安阻止に日銀は動くのか。
円安が止まらない中、今週後半の日銀の金融政策決定会合で、植田総裁が今後の追加利上げについてどこまで踏み込んだ発言をするかが焦点です。
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