ローソンは国内のコンビニ事業が好調で大幅な増収増益となりました。営業収益と最終利益でファミリーマートを上回っています。
ファミリーマートが10日に発表した去年3月から今年2月までの1年間の決算によりますと、売上高にあたる営業収益は前の年に比べて10%伸びて5078億円に、最終利益も50.9%増えて518億円となりました。
主力のコンビニ事業が好調で、新型コロナの5類移行で人の流れが回復したことや円安によるインバウンド消費の増加、さらには記録的な猛暑も追い風となりました。
ただ、細見社長は日銀が先月、マイナス金利政策を解除したことについて警戒感を示しました。
ファミリーマート 細見研介社長
「マイナス金利の解除と継続するインフレが消費を冷やす懸念がある」
そのうえで、今後の商品戦略については「原材料の高騰が進んでいるので、値上げというものはやらざるを得ない局面がこれからも続く」と話し、「価格以上の価値を伴った商品開発をしていく」と強調しました。
一方のローソンは、売上高にあたる営業収益が前の年と比べ8.8%増え、1兆879億円となりました。
国内のコンビニ事業の売上が改善したほか、中国ではロックダウンの反動で消費が増えたことが海外事業の増益につながり、最終利益は75.5%増えて521億円となりました。
営業収益と最終利益ともに過去最高を更新し、ファミリーマートを上回りました。
そのうえで、竹増社長は今年2月に発表したKDDIとの提携について、次のように話しました。
ローソン 竹増貞信社長
「例えば、各地の嗜好に合わせて、あるいは当日の気温や湿度に合わせて、ロボティクスでそういう情報を全部吸収したうえで、本当に今日、今一番美味しいお料理をお客様に提供できないだろうか。陳列ロボットが画像認証で賞味期限を見極めて、棚をから下ろさないといけない商品も自動でどんどん下ろしていく、こういったシステムになったらどうだろうか」
リアル店舗とテクノロジーを掛け合わせた「未来のコンビニ」については、50周年を迎える来年6月までにモデル店舗を公開すると明らかにしました。
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