小林製薬の「紅麹」問題で機能性表示食品のサプリの安全性を再検証した結果、小林製薬は「健康に影響を与える可能性は認められなかった」としつつも、健康被害が相次いでいることなどから「安全に摂取できるとは評価できない」と消費者庁に報告したことがわかりました。消費者庁は小林製薬に対し、機能性表示食品として届け出ていたサプリの安全性について科学的根拠を再検証したうえで、きょうまでに報告するよう求めていました。

消費者庁は、小林製薬から再検証の結果についての報告をきょう受けたと明らかにしました。

消費者庁によりますと、小林製薬は機能性表示食品として届け出た際に提出した安全性の科学的根拠を見直しましたが、サプリに含まれている「紅麹」や「米紅麹ポリケチド」について「健康に影響を与える可能性は認められなかった」と報告したということです。

一方で小林製薬は、サプリと健康被害の因果関係を厚生労働省が調べていることなどから、「安全に摂取できるとは評価できない」としているということです。