楽天グループは新たに3000億円規模のドル建て社債の発行を決めたと発表しました。携帯電話事業の設備投資のため発行した社債の償還などにあてるとみられます。
楽天グループが新たに発行するのは、利率年9.75%の5年後を満期とする総額20億ドル、およそ3000億円のドル建ての社債です。
楽天グループは1兆円以上に上った携帯電話基地局などの設備投資を主に社債でまかなっていて、▼今年はおよそ2200億円、▼来年はおよそ4700億円と、あわせておよそ7000億円が償還期限を控えています。
このうち、今年分の償還についてはすでにめどが立っているとしていて、今回の発行で新たに調達した資金は来年以降の社債の償還にあてるとみられます。
楽天グループは2月にも利率11.25%でおよそ2700億円のドル建ての社債を発行していて、来年にかけて集中する社債の償還期限を分散化させ、財務への負担を一時的に軽減させたい考えです。
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