JR東海は甲府市大津町に建設するリニア中央新幹線の山梨県内の駅は2031年中に工事が完了する見込みと発表しました。




JR東海では「静岡工区の遅れの範囲内 となるため、名古屋までの開業時期に影響を与えるものではない」としています。

JR東海の発表について山梨県の長崎幸太郎知事はコメントを発表しました。

以下、知事のコメントの全文です。
「 本日、JR東海からリニア山梨県駅の発注見通しが発表された。

先日、開業時期については静岡工区の遅れにより2027年を大きく超えることが明らかにされたことは残念ではあるが、山梨県駅について名古屋までの開業に影響を与えない範囲で合理的な工期が設定され公表されたことは一歩前進したものと考えている。

これまで、県では2027年の開業に向け地元の皆様のご協力をいただきながら、駅用地の取得を進めてきたところであるが、JR東海は静岡工区の状況を見ながら発注時期について慎重に判断してきたものと理解している。

県としては、リニア開業時期に左右されず、甲府中央スマートICや周辺道路の整備を進めるなど、地域の価値を高める取り組みを進めていく。

また駅建設にあたっては地域分断などにも十分配慮するとともに、駅前エリアと一体となった利便性の高い駅となるようJR東海と緊密に連携を図っていきたい。

加えて、本県は、リニア中央新幹線の普及啓発や沿線都府県との連携などに積極的に取り組んできたことから、今後もしっかりとコミュニケーションをとり、早期開業に向け機運が盛り上がるよう協力して参りたい」