中国の王毅外相は北京を訪問しているフランスのセジュルネ外相と会談し、アメリカが進める経済の切り離し、いわゆるデカップリングに同調しないよう、くぎを刺しました。
中国外務省の発表によりますと、王毅外相は会談で「ヨーロッパは中国を必要としており、中国はヨーロッパを必要としている」と述べ、ヨーロッパとの関係改善に力を入れる考えを強調しました。
そのうえで、「中国との協力を減らしてリスクを回避しようというやり方は、ヨーロッパにとって得ではない」と述べ、アメリカが進める中国と経済を切り離す、いわゆるデカップリングに同調しないよう、くぎを刺しました。
これに対しセジュルネ外相は、「フランスは中国との関係を非常に重視しており、更なる関係発展のために協力したい」と応じました。また、「フランスはデカップリングに反対する」とも述べ、中国に対し圧力を強めるアメリカと一線を画す姿勢を示したということです。
中国はアメリカに対抗するため、フランスをはじめとするヨーロッパ諸国との関係を重視する姿勢を鮮明にしています。
セジュルネ外相は「習近平国家主席が春にフランスを訪問する。私の北京訪問はその準備のためでもある」と明言していて、今後さらに関係が深まることが予想されます。
注目の記事
【 山本由伸投手 】中学時代のチームの後輩は「並レベルの選手に見えていた、本当にあの人?(笑)」出身の東岡山ボーイズの選手たちは「山本選手みたいに世界を代表するピッチャーになりたい」【ワールドシリーズMVP】

強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

“ニセ警察官”から記者に詐欺電話「保険が不正使用されている」だまされたふり続けると“事情聴取”も…【特殊詐欺手口の全貌】

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い

  







