値上げ続くと…賃上げの恩恵受けられる人と受けられない人で“二極化”

(若狭キャスター)
野菜以外でも、この物流のコストの問題というのは大きく関わってくるということですよね。

(大石アンカーマン)
そうですね、その物流コストがこれから物価に乗っかってくるというふうに思った方がよさそうなんです。これは、トラックドライバーの待遇面を見るとよくわかります。
全産業平均と大型トラックドライバーの年間の労働時間を比較すると、全産業の平均は「2112時間」。一方で大型トラックはそれよりも432時間多い、「2544時間」なんです。
そして、年間収入も全産業平均が「489万円」。一方で、大型トラックドライバーはそれよりも26万円安い「463万円」です。(2021年、厚労省)

(若狭キャスター)
長く働いていても給料が少ないというのがそもそものドライバーの現状だったということですね。

(大石アンカーマン)
そうなんです。なので、賃金も含めて待遇を改善しましょうという動きになっているので、賃金が上がった分はどこかに上乗せがくる。その上乗せが物価で、消費者の皆さんの負担が少し重くなるのかなという気はします。

(若狭キャスター)
よく言われているのは、物価が上がると同時に賃金が上がってくれば、上がった値段を苦にせず買えるという世の中にもなる可能性が、秘めているとは思うんですが、この辺りはどうですか。

(大石アンカーマン)
そうですね、物価が上がっても賃金が上がっていけば、これは景気の好循環で、決して景気にとって悪いことではないわけですね。しかしながら、この点を懸念しているのが、中部圏社会経済研究所の難波了一研究部長です。
「今後も値上がりが続いてしまうとどうなるのか」聞いてみました。難波さんは「賃上げの恩恵を受けることができる人と受けられない人で二極化するかもしれない」と。

例えば、賃上げの恩恵を受けることができない人は、物価だけ上がっていくわけなので、ただただ苦しくなってしまうということなんですよ。なので、景気の良い企業は、経済面を考えて積極的に賃上げを行い、個人消費を促して、そして全体が潤うようになればいいかなというふうに思います。