小中学生を対象に行われた全国学力調査の結果が公表されました。

県内の正答率は全国平均と同等だった一方、一部の設問では新型コロナの影響で全国平均を大きく下回りました。

全国学力調査は学力の定着状況を調べるためのもので、県内では小学6年生と中学3年生およそ1万1800人が参加しました。

全国学力調査のテスト 4月


調査は小学校は国語、算数、理科、中学校は国語、数学、理科で、今年は4年ぶりにいずれも理科が追加されました。

小学校の正答率は3教科とも全国平均を1ポイント以上下回りました。


また、中学校は国語と理科は全国平均を上回ったものの、数学は0.4ポイント及びませんでした。



結果について県教育委員会は全体的に全国平均とほとんど差がなく、同等の学力があるとしました。

県教育委員会の会見 28日


一方で、小学校の理科では実験に関する正答率が全国平均を10ポイントほど下回っていて、新型コロナの感染症対策で密を避けるために実験ができなかったことが影響したと分析しています。