オートバイに対してあおり運転をした末に接触事故を起こし、運転していた男子高校生に大けがをさせたなどとされる男2人の初公判が、29日福岡地裁で開かれました。あおり運転については、2人とも起訴内容を否認しました。
◆オートバイを前後から挟んで急ブレーキなど「危険運転傷害罪」で起訴
起訴状などによりますと、福岡県志免町の無職・赤尾築被告(25)と福岡市早良区の無職・小澤司被告(30)は、去年11月、福岡市早良区原の国道を車2台で走行中、同じ方向に走っていたオートバイを、前後から挟み込んで急ブレーキをかけるなどの「あおり運転」を繰り返した末に接触事故を起こし、オートバイを運転していた男子高校生(当時18歳)に全治約3週間の大けがをさせたとして危険運転傷害の罪に問われています。
また、小澤被告については、男子高校生に対し、顔や頭を2回蹴り全治1週間のけがをさせたとして、傷害の罪にも問われています。
◆「傷害罪」は一部否認
29日、福岡地裁で開かれた初公判で、赤尾被告は「自分が車を運転していたことは認めますが、そのほかは違います」と起訴内容を否認しました。
また、小澤被告は、「あおったりはしていない」として危険運転傷害の罪について起訴内容を否認。傷害事件については、「蹴ったのは間違いないが、ヘルメットを2回蹴った」などと起訴内容を一部否認しました。
◆検察の主張
検察側は冒頭陳述で、「赤尾被告が男子高校生を発見し、同乗者に『排気音がうるさい』『司くんに電話して。止める?って聞いて』などと伝えた」「逃げようとした男子高校生のオートバイに接触し路上に転倒させ、その後、頭や顔を蹴った」などと主張しました。
◆弁護側は「高校生の通行妨害する行為なかった」
一方、弁護側は、危険運転傷害事件については「高校生の通行を妨害するような行為はなかった」と、無罪を主張し、傷害事件については「行為については争わないが、けがの結果や、けがとの因果関係については争う姿勢である」などと述べました。
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