帝国データバンクの29日の情報によりますと、青森県中泊町の(有)ヤマダホームは3月22日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったということです。負債は約2億円だとしています。
(有)ヤマダホームは、1970年4月創業、1999年2月に法人改組された木造建築工事業者で、一般住宅、アパート、老人施設などの新築工事を主体とし、ピーク時では地元不動産業者から建売住宅の新築工事を含めて10棟内外を受注。年売上高は3億円を超える水準にあったということです。
しかし、地域人口の減少や同業他社との競争が激化する中で業容の縮小を余儀なくされたほか、近年は新型コロナウイルス感染拡大の影響によって建築需要が低迷。2023年3月期にの年売上高は約1億3900万円にとどまり、損益も赤字が続き、財務面は多額の債務超過となっていたとしています。
こうした中、取引先や関係者の協力も得て、事業を継続していましたが、先行き改善の見通しが立たないと判断し事業継承を断念したということです。














