将棋の藤井聡太八冠の名人戦が5月に大分県別府市で開催されるのにあわせて、前夜祭や解説会が実施されることになり、市民を対象に先行募集が始まりました。

5月に開催される将棋の名人戦に向けて27日、別府市の実行委員会が企画した関連イベントの詳細が示されました。割烹旅館もみやで開催される名人戦第4局。藤井聡太八冠への挑戦者は豊島将之九段に決まりました。

対局前日の5月17日、藤井八冠と豊島九段が参加して決意を表明する前夜祭が杉乃井ホテルで開かれ、参加者300人程度を募集します。また、対局2日目には別府市公会堂など2会場で大盤解説会を開催。定員はおよそ1200人です。

(長野恭紘市長)「第82期名人戦は藤井総太名人の初の防衛戦であり、市民をはじめ将棋ファンの関心も高く、多くの方々が別府を訪れることが予想されます」

すでに多くの問い合わせが寄せられている関連イベント。別府市ではそれぞれ定員の3分の1程度を「市民枠」とし、27日から特設サイトなどで先行募集を開始しました。全国枠の募集は4月20日から受け付けます。

また市内の飲食店を対象に「勝負めし」への参加を募り、メニューブックを作成。別府の食を全国にアピールすることにしています。