感染拡大の第7波。特に感染の割合が多いのは0歳から10代の子どもと若者たちです。感染が疑われる子どもたちの対応に追われる小児科医を取材しました。

受付の電話応対:
「ママが熱出てきたってことですね。症状としては熱ですかね」

富山市の八木小児科では、27日も新型コロナの感染が疑われる子どもやその親からの電話が相次いでいました。

八木信一 医師:
「これが抗原検査の数ですね。これが先週、7月入ってから1週間あたりでいうと、検査数は7、8倍くらいですね。7月入ってから。1週間にすると40人~50人くらい(陽性者が)毎週出ていることになりますかね」

チューリップテレビの調べでは、7月の感染者数は27日までに1万3924人。このうち、10歳未満と10代の感染者は5371人とおよそ4割を占めています。

この小児科医院でも、7月に入り未就学児から10代までの抗原検査数が急増、その半数以上が陽性反応だといいます。

八木信一 医師:
「症状の特徴としては第6波の時とそんなに変わらないんですけど、やはり熱の高いお子さんが多いんですが、9割方は2日ぐらいの高熱で、あとは対症療法で自然に解熱して回復していくお子さんがほとんどだと思います」



夏休みに入り増え続ける子どもたちの感染。八木医師は熱中症にも十分注意を払い、メリハリをつけた対策が大事だといいます。

八木信一 医師:
「家族以外の人と集まってマスクを外して会食をするとか、あるいは集まって何か遊ぶという場合には一定の距離をとって、手洗いをしっかりしていただいて、必要なところではマスクをする、あるいは感染の危険がないと思われる場面では、特にこれから暑いのでマスクをある程度外して生活して健康管理に注意することです」