「子どもとの関わり大切にしたい」卒業証書も直筆で

卒業式を20日後に控えて、石田校長はまた筆をとりました。34人の6年生の卒業証書に名前などを書き記すためです。

石田校長
「ずっと校長として関わってきているので、この子との思い出をかみしめながら」

子どもとの関わりを強く持つことを何より大事にしてきました。

石田校長
「授業をしているのと、昼休み遊ぶのと、毎朝できるだけたくさんの子と話す。それが一番かなと思いますよね」

6年生へ最後の贈り物、校長先生の思いは?

3月13日、卒業式6日前。6年生にとっては学校での最後の日となる卒業式の日に贈る「心のサプリ」を書きました。

3月19日、卒業式当日。6年生の「旅立ちの朝」。子どもたちが登校してくる前に昇降口に「心のサプリ」が貼られました。

石田校長
「卒業する皆さんへ、最後の心のサプリを書きました。『夢と希望やり抜く力で未来を切り拓こう』ということばです。5年生の宿泊学習で十種ヶ峰の山頂に登った時の青空の下に広がるすばらしい景色を一緒に見たとき、『夢と希望』を持ってがんばってほしいなと強く思いました」

校長は担任を持ちません。「心のサプリ」は、子どもたちとの関わりを強くする、コミュニケーションの1つの方法でもありました。

6年生
「心のサプリは大切なことをまとめてくれているので、こういうことができとったら優しい人になれるとか、そういうまとめてくれているのがわかりやすくていいです」

6年生
「『目と耳と心で話を聞こう』と書いてあって、それを自分でやってみようと思ったら自分を振り返ることができました」

毎日送ったことばは、児童たちの心にもしっかりと届いていました。もちろん、最後の「心のサプリ」も…。

6年生
「夢に満ちあふれた人生は希望しか見えないので、その希望とそして夢を抱くことが大切だなと、きょうの朝見て思いました」

石田校長
「この子たちと3年間ずっと関わってきたので、この成長を見て本当にうれしく思っています」

「思いをことばで伝え続けたい」
ことしで60歳を迎えた石田校長。これまでであれば今年度で退職でしたが、定年が延長される制度により、あと1年つとめる予定です。最後の1年、どんな1年になるでしょうか。

石田校長
「自分の思いをことばで伝えていきたいと思います。やっぱり教師だからできることなので、できることを続けていきたいと思います」