太田リポーター
「DMMかりゆし水族館にやってきました。きょうはかりゆし水族館の魅力に迫っていきたいと思います」

おととし5月にオープンしたDMMかりゆし水族館。この水族館は多くの生き物を実際に見ることができるほか、貴重な生物の生態を映像で楽しむこともできます。

ゲートを入った先にまずあるのは、ミニシアターです。宇宙船に乗り、魅力あふれる沖縄の様々なスポットを旅して館内に入ります。


亜熱帯が織りなす緑の森。ここは淡水魚や爬虫類、両生類が生息する森を再現したエリアです。

そして1階へ降りると、多彩な生物が息づく澄み切った海のエリアに。沖縄近海を泳ぐ色鮮やかな熱帯魚やサンゴ礁などを見て楽しむことができます。

水族館をオープンした当初はコロナ禍の中でも多くの人が訪れ、職員総出で対応したと話します。

DMMかりゆし水族館 番塲直行支配人 
「間隔を取らなきゃいけないっていうことで入館待ちで、2階は全部埋まってしまい、そのまま1階に下ろして、もう1時間待ちとかですね」

順調な滑り出しかと思われましたが新型コロナウイルス感染拡大の影響が長引き入場数は伸びず、緊急事態宣言が発表されていた時期の週末は休業しなければならない日もありました。


番塲支配人
「まあ本当にその時期どうすればいいのかなっていう風にみんなで悩んでたんですけれども、色んな所をリニューアルしたり、綺麗にしたり、新しいもの作ったりとかしてきた」

新型コロナの影響を大きく受けたDMMかりゆし水族館。多くの来場者に楽しんでもらえるよう「体験」をキーワードにツアーを作りました。

その一つが「飼育員体験ツアー」です。

このツアーでは飼育員として働く渡邊博志さんに教えてもらいながら飼育員の仕事を体験できます。ナマケモノなど普段接することのない生き物と触れ合える大人気のツアーのチケットはすぐに売り切れてしまうそうです。

もうひとつの体験ツアーは水深が6メートルある「大水槽の餌やり」です。普段は飼育員しか入ることのできないバックヤードで餌をあげることができます。

DMMかりゆし水族館 展示デザイン部 渡邊博志マネージャー
「丸ごとのアジあげる日もあるんですけど、上にあがってきてる魚たちは基本的に口が大きくない子たちになりますので、大きいあじをあげても食べれはするんですけど食べやすいように小さくしてます」


私も餌やりを体験しました!この水槽の中で餌をあげるのがなかなか難しいというウミガメに食べてもらうのを目標にしたものの…

太田リポーター
「ウミガメさん、ウミガメさん…。あ、下にもぐっちゃったかな…」

大水槽の餌やりでは、生き物の特徴を教えてくれます。

DMM水族館 渡邊マネージャー
「これはトンガリサカタザメっていう、「サメ」って名前なんですけどエイの仲間ですね」

飼育員は、これだけの水槽にいる魚たちに餌をあげるうえで気を付けていることもあります。

DMM水族館 渡邊マネージャー
「サメさんを満腹にさせてあげないとこっちのお魚さんたちを食べちゃうんですよ」

弱肉強食に食物連鎖。自然の厳しさを垣間見ることもできます。

支配人の番塲さんは今後も工夫して水族館を盛り上げていきたいと考えています。


DMM水族館 番塲支配人
「エンターテイメント性を高めた水族館にしていきたいので、いろいろとリニューアルしたり新イベントを作ったり、どんどん増やして盛り上げていきたいなという風に思っている」

豊見城市を訪ねるとコロナ禍でも独自の工夫で水族館を盛り上げようと奮闘する人々の姿がありました。