■メジャーリーグ エンゼルス 6-0 ロイヤルズ(日本時間26日 カウフマン・スタジアム)

前日の右ひざ自打球で大きなアザが出来て心配されたエンゼルス・大谷翔平(28)は“1番・DH”でスタメン。ロイヤルズの先発は急遽メジャーに昇格し7月15日に初先発をしたばかりのルーキー・A.ゼルバ(22)、データがあまりそろってない投手を相手に1番打者の役割として大谷は後ろの打者に相手の持ち球見せるため、球数を投げさせたい所だったが1球目のストレート、2球目のスライダーと2球で追い込まれると最後は外角低めのストレートに手が出ずに3球三振に倒れた。22歳の勢いに押されてしまった。

1死ランナーなしで迎えた3回第2打席、ここもロイヤルズバッテリーは外角攻め、カウント2-0から外角低めにスライダーでストライク、これに大谷は納得いかず審判にゾーンを確認した。これを見たゼルバは4球目、またも外角にストレート、これを大谷は踏み込んでセンター方向へ、完璧な当たりで3試合ぶりの21号ホームラン。ホームインの時にロイヤルズのキャッチャーMJ.メレンデスと一言かわすシーンがあった。

1対0とリードして迎えた5回、1死一、三塁のチャンスで第3打席、ロイヤルズ2人目A.ギャレット(24)と対戦。カウント1-0から早いクイックからのスライダーを打ちにいくがバットの先にあたり真っ二つになりファール。折れたバットが内野方向に飛ぶと頭を抱えるしぐさを。カウント3-2からの7球目の低めをひろいセンターへの浅いフライ。ここではランナーを返せなかった。

2対0とリードの7回、1死二塁で迎えた第4打席、ロイヤルズ3人目W.ミルズ(27)、カウント0-1から2塁ランナーが3塁へ盗塁、すると大谷は申告敬遠で1塁に歩かされた。
ここから満塁のチャンスを作ると3番L・レンヒーフォ(25)がレフト線へ2点タイムリーツーベース。大谷が歩かされ、打線がつながりを見せた。

8回第5打席は1死一塁の場面、ロイヤルズは4人目J.パヤンプス(28)、カウント3-0から真ん中高めのボールを狙いますが空振り、結局、この打席は四球で出塁。
さらに2死一、二塁で2塁ランナー大谷は3塁へ盗塁、今シーズン11個目の盗塁に成功し、右足自打球の影響がなく全力疾走を見せた。大谷は3打数1安打1打点2四球で打率.256となった。