けさ発表された先月の消費者物価指数は、1年前に比べ2.8%上昇し、伸び率は4か月ぶりに拡大しました。
2%を超える物価上昇はすでに2年近く続いています。円安が一段と加速していることで、家計を圧迫する物価高が長期化するおそれが高まっています。
総務省が発表した2月の全国の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた総合は去年の同じ月に比べ2.8%上昇しました。2%超えは23か月連続です。
去年始まった政府の電気・ガス代補助金による押し下げ効果が一巡したことで、伸び率は4か月ぶりに拡大しました。
さらに、追い打ちをかけるのが円安です。今週、日銀は17年ぶりの利上げとなるマイナス金利を解除。事前には、利上げで円安が抑えられるのではという見方もありましたが、ふたを開けてみると結局、市場には「当面、追加の利上げはない」と受け取られ、逆に円安は一段と進んでいるのです。
日銀の利上げ判断の背中を押した5.28%という高い賃上げ率は大企業中心。長期化が予想される円安物価高を乗り越えるためには、賃上げの波が雇用の7割を占める中小企業にまで広がるかがこれまで以上にカギを握っています。
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