けさ(21日)栃木県と埼玉県で最大震度5弱の強い揺れを観測した地震について、気象庁は「千葉県東方沖で相次ぐ地震との直接の関係はない」との考えを示しました。
気象庁によりますと、午前9時8分ごろ、栃木県下野市と埼玉県加須市で最大震度5弱を観測する地震がありました。
震源は茨城県南部で、震源の深さは46キロ、地震の規模を示すマグニチュードは暫定値で5.3となっています。
この地震について気象庁の森隆志長官は、さきほど行われた定例会見で「千葉県東方沖で活発になっている地震活動とは直接関係はないと考えている」と述べました。
千葉県東方沖では、フィリピン海プレートと陸側のプレートの境界で「ゆっくりすべり」と呼ばれる現象が発生していることにより、先月下旬から地震が相次いでいます。
しかし、けさの地震については「ゆっくりすべり」とはメカニズムが異なるとみているということです。
気象庁は、揺れの強かった地域では、今後およそ1週間は最大震度5弱程度の強い揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。
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