政府は、子どもと接する仕事に就く人に性犯罪歴がないかを確認する「日本版DBS」制度の創設などを盛り込んだ法案を閣議決定しました。
法案では、学校や保育所など子どもと接する仕事に就く人に対し、性犯罪歴の確認を義務づけ、前科があった場合には直接、子どもと関わらない業務を担当させるなどの措置をとることにしています。
過去に性犯罪を犯していないか確認できる期間については、▼禁錮以上の場合は刑を終えてから「20年」、▼罰金以下の場合は「10年」としています。
学校や保育所では確認が義務づけられるほか、学習塾やスポーツクラブなどでは参加することが任意の「認定制」の対象となっています。
法案をめぐっては、主に自民内から▼対象となる職種や業務内容、▼過去の犯罪歴の調査期間について「もっと厳しくすべきだ」といった意見が出ました。
このため、法案では「日本版DBS」の運用を見直す時期について、法律の施行後「5年」から「3年」に早めています。
政府は今の国会での成立を目指しています。
注目の記事
国立大学准教授の「二つの顔」違法風俗店の経営に関与 不倫相手の女性を “しもべ” 扱い「奴隷契約」か 富山

新幹線や特急列車で荷物を置くため「1人で2座席分購入」はアリ?ナシ? JRの見解は… 年末年始の帰省ラッシュ・Uターンラッシュ 電車内での“荷物マナー”

急増するパキスタン人に相次ぐ攻撃…ロケット花火やバット「嘘だと思われる」ユーチューバーへの取材で見えた目的と誤情報 地域社会での共生に深い影

1匹見かけたら、3年後には2万匹に…爆発的繁殖力「ニュウハクシミ」の生態 文化財をむしばむ小さな脅威

「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル①・前編】

「ごめんね」自らの手でロープをかけ…アルコール性認知症の息子(当時55)に絶望し 殺人の罪に問われた母親(80)が法廷で語ったこととは









