坊っちゃん列車の運行を支援するため、愛媛県松山市が実施する方針のクラウドファンディングについて、18日の市議会で取り上げられ、議員から賛否両論の声があがりました。

松山市は、坊っちゃん列車の運行を支援するためのクラウドファンディングにかかる費用として、新年度当初予算案などにおよそ1000万円を計上しています。

最終日を迎えた松山市議会では、この費用について意見が交わされました。

フロンティアまつやま・大亀泰彦議員(賛成)
「観光まちづくりを推進する観点から、必要な事業予算であることを議員各位にはご理解をいただき…」

賛成する意見の一方、反対意見も…

共産党議員団・杉村千栄議員(反対)
「坊っちゃん列車の運休も再開も、市にも議会にも知らされないまま、伊予鉄が決定しています。松山市と伊予鉄との意思疎通が十分でなければ、オール松山での取り組みにもならないと感じます」

子ども未来・田渕紀子議員(反対)
「資料も時間もない中での、安易な税金の投入に反対します」

4人の議員による反対討論が行われましたが、結局、クラウドファンディングにかかる費用を含んだ新年度当初予算案は、賛成多数で原案通り可決されました。