うるま市に陸上自衛隊の新たな訓練場を整備する計画について、自民党沖縄県連は18日、木原防衛大臣に土地を購入しないことも含めた「計画の白紙撤回」を求めました。

防衛省は、うるま市石川のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の訓練場の整備を計画していますが、地元からは「住宅街に近すぎる」などとして反対する声が相次いでいます。
こうしたなか、自民党沖縄県連の幹事長を務める島袋大県議が、3月18日に木原防衛大臣と面談し、訓練場の整備計画について土地を購入しないことも含めた計画の白紙撤回を求める要請書を手渡しました。
要請を受けた木原防衛大臣は「重く受け止める」と述べたということです。
自民党県連 島袋大幹事長
「うるま市全体がこの場所ではだめだという話であるわけですから、ここは地元が言うことには耳をかたむけてやるべきだろうということで、白紙撤回を求めた」

県連はこれまで土地取得後の用途について見直しを求めていましたが、今回の要請では初めて土地の購入も止めるよう求めていて、高まる地元での反発を受け、これまでより踏み込んだ内容となっています。