■第99回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会 ファイナル(16日、さいたまスーパーアリーナ)

バスケットボール日本一をかけた全日本選手権の決勝が行われ、前回王者の千葉ジェッツが琉球ゴールデンキングスを117ー69で下し、2年連続5回目の優勝を果たした。チーム最多得点はクリストファー・スミス(30)の26得点、千葉はスリーポイントシュートを37本中21本成功と高確率で決めた。

2年連続で千葉と琉球の対決となったファイナル。10日に日本初の東アジアスーパーリーグで優勝した千葉は過密日程にも関わらずアグレッシブなディフェンスで琉球を翻弄。原修太(30)のスリーポイントシュートやドライブなどで得点を重ねると、前回大会MVPの富樫勇樹(30)のスリーポイントが成功し、第1Qを25-21と千葉が4点リードで終える。

第2Qも千葉は厳しいディフェンスで琉球に得点を許さない。さらに序盤で富樫の連続スリーポイントシュートで点差を広げ48-32で前半を折り返した。

後半も千葉の勢いは止まらず、富樫とジョン・ムーニー(25)のピックアンドロールなどで60-37とリードを広げる。さらにスリーポイントも高い成功率で決まり、千葉はこのクォーターだけで37得点を奪い85ー49で最終第4Qへ。

余裕が出来た千葉は富樫のこの日6本目のスリーポイントや絶好調のスミスの得点で琉球を振り切り2年連続5回目の優勝を果たした。千葉はスリーポイントシュートを37本中21本成功させた。大会MVPは2年連続(3回目)で富樫が選出された。