15日午前0時すぎに発生した、福島県沖を震源とする最大震度5弱を観測した地震の影響で、福島県内の在来線では運休や遅れが出ています。
震度5弱を観測したのは川俣町と楢葉町、震度4を福島市、郡山市、いわき市など県内の広い範囲です。警察や消防によりますと、県内でこれまでにけが人の情報はありません。
東京電力によりますと、この地震を受け、福島第一原発では2月28日から行われていた処理水の海洋放出を、安全確認のため、午前0時33分に停止しました。処理水の放出設備については、第一原発、第二原発が立地する4町で震度5弱以上が計測された場合は手動で停止することになっているということです。
第一原発、第二原発ともにモニタリングポストの値に変化はなく、新たな異常は確認されていません。
また、JR東日本によりますと、県内では東北本線、水郡線、磐越東線が始発から運転を見合わせました。午前9時半までにそれぞれ運転を再開しましたが、遅れが出ています。














