ロシアに渡ったインドの若者たちが業者に騙され、ウクライナに侵攻するロシア軍への入隊を強制されたと、インドメディアが報じました。戦地で亡くなった人もいるとされ、インド政府は早期の解放を求めています。
帰国を求めるインド人ロシア兵
「戦争に行きたくない。銃も使えないのに、ロシアは前線に立たせようとしている」
悲痛な面持ちで母国に帰りたいと支援を訴えるインド人たち。インドメディアが今月、SNSで公開した動画です。
複数の報道によると、インド北部ハリヤナ州などに住む男性7人は去年12月、観光ビザでロシアに入国したところ、業者に隣国のベラルーシに連れていかれ、その後、拘束されました。
投獄すると脅された男性らはそのままロシア側に引き渡され、ウクライナ侵攻を続けるロシア軍の任務に就くよう強制されたということです。
また、ロシアに出稼ぎ目的で渡った別のインド人グループも、あっせん業者に騙されて、ロシア軍の前線基地などに送られました。
AFP通信などによると、戦闘地域では2人のインド人男性が攻撃を受け、死亡したということで、インド外務省はロシア側に対し、早期の解放を求める声明を発表しています。
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