青森県黒石市は、7日の市議会で、新年度となる4月から当面の間「津軽こけし館」と「津軽伝承工芸館」を市直営で管理・運営する考えを改めて示しました。

2つの施設の新年度からの運営は、公募による選考で指定管理者に「日本旅行東北」が決まっていました。

しかし、日本旅行東北の青森支店は、青森市が発注した新型コロナ患者の移送業務の入札で、ほかの会社と談合を行った疑いで2023年11月、公正取引委員会の立ち入り検査を受けました。

このため市は、12月の市議会への議案提出を見送り、経過によっては市が直営する考えを示していました。

7日に始まった定例市議会の一般質問で、黒石自民クラブの三上廣大議員は、改めて新年度以降の市の対応を質しました。

黒石自民クラブ 三上廣大議員
「新年度より、どのような体制でこの2施設を運営していくのかを改めて教えてほしい」

これに対し市側は、今後の施設の運営形態について次のように答えました。

黒石市 太田誠商工観光部長
「市の直営では指定管理者制度による運営と異なり営利活動ができません」

市は4月以降「津軽こけし館」では、こけしや土産品の販売、「津軽伝承工芸館」ではレストランや売店の営業ができなくなるとしています。

市は、直営は一時的なものとしていますが、誘客に大きな影響が出ることが心配されます。