広島カープの 菊池涼介 選手とRCC野球解説者・天谷宗一郎 さんとの対談 ―。
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
聞きたいことがあったんです。宮崎・日南キャンプの紅白戦でマイクを付けていたと聞いたんです。誰が付けてと? あれは何をしていたんですか?

広島カープ 菊池涼介 選手
(球団アドバイザーの)黒田(博樹)さんが、「ピッチャーのくせとか気づいたことがあるんだったら言ってほしいから、後ろから見て、『おれはこういうふうに思うよ』みたいなことを吹き込んでほしい」と。
天谷宗一郎 さん
野手ではなくて、菊池選手のバッター目線のピッチャーの印象?

菊池涼介 選手
印象ですね。こういうところが危ないんじゃないかとか、こういうところを見て、くせを見ているかもしれないよとか…
天谷宗一郎 さん
なるほど。

菊池涼介 選手
それは吹き込むんですけど、監督と黒田さんとは「今の入りはどうだったの?」とか、そういう話をするんですけど、3人で。でも、マイク自体は例えば「この変化球のときにこういうくせっぽくない?」とかそういうことを吹き込んでっていう感じです。くせを見る選手ってなかなかいなかったりするので、なんか少しでもヒントになればいいと思うし、「いやあ、黒田さんに言われたし、ここに座んないといけないな」と思って、まず。
天谷宗一郎 さん
プレッシャーになりますね。

菊池涼介 選手
でも、本当にあらためてピッチャーにも、例えばこういうグローブの使い方だったら、ここまで見えてしまうのでカーブだったらわかっちゃうんじゃないのとか、深いグローブだったら中に入っているのでわかんないけどって、そんな小ちゃいところです。そういうところとか気になるなと思って、自分のチームで。
天谷宗一郎 さん
確かにね。菊池選手がやっているんだったら(他球団も)絶対、見ていると。なるほど。完全にプラスになっていますよね。