米津龍一気象予報士:

きょう正午からの雨の降り方を振り返ります。

山梨県に注目しながら見ていただきますと、きょうの午後は、この雨がずっと降ったり止んだりとなりました。

ただ、そこまで強い降り方にはなっていないんですけども、注目していただきたいのが、近畿地方の南にある活発な雨雲です。

これは何かというと、低気圧本体の雨雲なんです。

これがだんだん山梨に近づいてくることになりそうなので、これからは雪の本番となりそうです。

心配な明日の天気のポイントはこちら。

午前中にかけて山地中心に大雪に注意が必要です。

今後の雨と雪、さらに大雪の様子を見ていきます。

ピンク色は大雪、白色は雪、青色は雨です。

もう盆地以外では白色の雪となりそうです。

時間的にこの大雪が出てくるタイミングは低気圧が近づいてくる今夜遅くとなりそうです。
東部、中北の山地、さらに富士五湖方面でも活発な雪雲が流れ込んでくる予想です。
夜遅くが雪のピークとなり、日付が変わってからは断続的に山地や東部富士五湖を中心に雪となります。
盆地は気温が高いので雨が主体となりそうで、これがあすの午前中にかけて続く予想です。

予想されている降雪量は、中北・峡東の山地と東部・富士五湖は多いところで15cm。中北・峡東の盆地と峡南は1cmの雪を予想しています。

という事で、あすの朝は景色が一変するかと思います。ですから車の運転はいつも以上に慎重にお願いします。

雪の後天気は回復するんですが、晴れない予想です。
あすの甲府のピンポイント予報です。

と言いますのも、低気圧本体の雲がまだかかり続ける状況なんです。
気温自体はきょうと比べて予想最高気温が甲府で13℃と5℃ほど高いんですが、風向きと風の強さに注目しますとだんだん午後から風が強まる予想なんです。

しかも北寄りの冷たい風ですから、数字ほどの暖かさありません。
あすはもう迷わず冬物コートなどの風を通しにくい服装で良いでしょう。

週間天気をご覧ください。
あすは天気回復後は風が強まり、7日の木曜日は穏やかな天気。金曜日は盆地でも雪の可能性があります。もしかしたら、うっすら積もるかもしれませんが大雪まではいかない見通しです。