中東イランでは、国会議員の選挙が行われています。親イラン武装組織を支援するなど、イスラエルとハマスの戦闘の背後で存在感を示すイランですが、有権者たちはどう感じているのでしょうか。
イランで1日行われている、定数290人の国会議員を選ぶ4年に1度の選挙。
記者
「こちらはテヘランの投票所のなかでも多くの人が集まる場所として知られていますが、盛り上がりはあまり感じられず、市民の間にはむしろ『しらけたムード』が漂っています」
テヘラン郊外にある、アルミ工場。電力不足による停電で薄暗いなか、従業員らは黙々と作業を進めます。
工場従業員
「いまの賃金じゃ、ただ生きることだって大変だ」
アメリカによる制裁や国際的な孤立の影響で、イランのインフレ率は実に40%を超えており、市民からは経済状況を嘆く声が…。
工場従業員
「長年、改善できると言い続けているけれど、労働者には何も恩恵がない」
さらに、パレスチナ情勢で軍事活動を活発化させる親イラン武装組織を支援していることについて、否定的な声も…
市民
「いま起きていることにイランは関係ない。経済的にも軍事的にも、支援する必要がない」
一方、「しらけムード」には、別の要因もあります。
元国会議員 ジャバド・へラビさん
「今回の選挙は『失格者の数』という点では、今までに前例がないほどです」
元国会議員のジャバド・へラビさん。今回も立候補登録をしましたが、候補者を事前に審査する機関によって、「失格」とみなされ、選挙に出られませんでした。
審査機関は、現政権と同じ反米の保守強硬派に支配されていると指摘されています。
へラビさんによると、事前審査で「失格」となった候補者は、少なくとも全体の25%。多くは、現政権に批判的な穏健派や改革派の人たちだということで、「恣意的に候補者がふるい落とされている」と非難します。
事実上の「信任投票」となった今回の選挙の投票率は、前回に続き過去最低を更新する可能性も指摘されていて、そうなれば現体制への正当性に疑問符が付くことになりそうです。
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