自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で富山県連会長を引責辞任した野上浩太郎参議院議員の後任に、26日付けで橘慶一郎衆議院議員が決まりました。橘議員は「党本部改革のため地方の声を中央に届けたい」と意気込みを述べています。

自民党富山県連代表代行 米原蕃県議:「(自民県連の)後任の会長をどうするかということにつきまして、皆さんに慎重にお話しさせていただきましたところ、ぜひとも橘慶一郎氏に何とか引き受けていただけないかと」

きょう開かれた自民党県連の常任総務会。

橘慶一郎議員の県連会長選任が提案され、全会一致で了承されました。
会長は在職期間の長い国会議員が務めることが慣例ですがこのほかにも理由が。

自民党富山県連 宮本光明幹事長:「政治と金の問題がありましたけど、橘議員は関わっておられないことが一つの議論の流れとしてはあったものだと承知しています」
県連会長を巡っては2020年から野上浩太郎議員が務めていました。

しかし、野上議員は派閥の政治資金パーティー還流分の100万円を収支報告書に記載していなかったことが発覚。責任を取る形で2月3日に辞任したのです。
自民党に求められている政治不信の解消。

県連会長に就いた橘議員は「党本部が改革へ取り組めるようしっかりと地方の声も中央へ届けていきたい」と意気込みを述べています。














