■プロ野球・オープン戦 DeNA 3-3 日本ハム(24日、沖縄・名護)

オリックスから新加入の中川颯(25)が日本ハムとのオープン戦で6回から登板。9回まで投げ切るロングリリーフで、4イニングを投げ、2安打無失点と好投を見せた。

先発の一角として期待されるアンダースローが、3イニングを無失点で抑えた中日との練習試合(17日)から7イニング連続無失点とロングイニングでの投球でアピールを続けている。

特に8回裏1死での代打・万波中正(23)との対戦では、万波に全くタイミングを合わせさせず、内角低めの直球で3球三振に打ち取った。中川は「パンチ力のある選手なので、一発だけないようにケアして、キャッチャーの汐恩(松尾)とも話し合って、アイコンタクトで球種決めたり、良い攻めだった思います」と昨季、HR王まであと1本に迫った万波との対戦を振り返った。

ここ2試合のロングイニングでの好投について「ロング(イニング)になればなるほど、球質以外の部分が重要になってくる。そこが前回と今回で表現できた」と手応えを感じたようだ。

オリックスを戦力外となった若きアンダースローが、新天地・横浜でその能力を開花させようとしている。