バドミントンの男子シングルス世界ランキング6位で世界選手権銀メダルの奈良岡功大(22)が24日、立川市・立飛ドームで練習を公開した。パリ五輪出場に向けて選考レースを戦っている奈良岡は「目標はまだ考えていない、出場が決まったら考えようかな」と初の五輪に向け語った。
この日はコーチでもある父・浩さんの球出しの元、カットやスマッシュ、ヘアピンなどで軽く汗を流した。その後は地元の中学生と交流。共にストレッチをしたあと、奈良岡が得意とするレシーブの技術を実際に打ち合いながら指導。試合形式で打ち合うと、銀メダルの技術を発揮し、大人げないヘアピンで中学生相手に得点し笑顔を見せた。
練習後には中学生からの質問にも答えた奈良岡。どんなトレーニングをしているか聞かれると「基本的に筋トレはしない(笑)フィジカルよりもスキルが大事。でもランニングはしていた毎日10キロ」と奈良岡らしいアドバイスを送った。
報道陣からパリオリンピックについて聞かれると「目標はまだ考えていない、出場決まったら考えようかな」とまずは目先の試合に集中している様子。バドミントンの五輪代表選考レースは4月末まで行われ世界ランキングで決定する。現在6位の奈良岡は世界選手権で銀メダルを獲得するなど、メダル有力選手のひとり。パリ五輪の本番会場で行われるフランスOP(3月24日~)にもエントリーしており、仮想パリ五輪で優勝を目指す。














