■バレーボール・Vリーグ女子クォーターファイナル 埼玉上尾ーデンソー(24日、東京大田区・片柳アリーナ)

クォーターファイナル第2試合はレギュラーラウンド4位の埼玉上尾が3ー1(25ー21、26ー28、25ー18、25ー18)で同5位のデンソーに勝利し、25日に行われるセミファイナルで今季負けなしのJTと対戦する。

レギュラーラウンドでは1勝1敗の両者、第1セット、流れを掴んだ埼玉上尾がエース、ロゾ・サラ(26、セルビア代表)の活躍で25-21と先取する。しかし、第2セット、デンソーのブラジル代表モンチベレル・ロザマリア(29)が奮起。アタック、ブロック、バックアタックと、このセットだけで15得点の大活躍。セットを奪い返し、セットカウントを1‐1とした。

第3セット、第4セットは勝負所で得点を決めた上尾がセットカウント3-1で勝利。セミファイナル進出を決めた。この日、16得点の上尾、黒後愛(25)は「まずは勝てて嬉しい。だけどこの気持ちを切り替えて明日の試合に向けていい準備をしていきたい」と次戦に向け、意気込んだ。

一方、敗れたデンソーの福留慧美(26)は「泣くの我慢するつもりだったのに」と堪えていた涙があふれた。「このチームで日本一を狙いに行きたかった。来週の5位決定戦はこのチームでできる最後の一戦なので勝って終われるようにしたい」と涙を流しながらも来週を見据えていた。

■セミファイナル(25日)
第1試合 NECレッドロケッツ(2位)vsトヨタ車体(6位)
第2試合 JTマーヴェラス(1位)vs埼玉上尾(4位)