■米男子ゴルフ メキシコ・オープン 第2ラウンド(日本時間24日、ビダンタ バジャルタ)

世界最高の夢舞台マスターズ(4月)への参戦決定後、初の大会となる久常涼(21、SBSホールディングス)の第2ラウンドは3バーディー、3ボギーの通算2アンダー「71」で回り50位タイ。予選カットライン140の50位でギリギリ予選を突破した。

久常は最終組の29位でパー4の10番からスタート。第1打をフェアウェイを捉えることが出来ずラフへ。第3打でグリーンにのせるも、パーパットを外した。パー4の16番では第2打をグリーンを越え、このホールでもボギーを叩いてしまう。前半最後の18番でバーディーを奪うもスコアを1つ落として前半を折り返した。

後半最初の1番でもバーディーを奪い、スコアをイーブンに戻した久常だが、パー4の4番では第2打をグリーンに捉えることができず2パット。再びボギーが先行したがパー4の7番で連日のバーディーを奪い、スコアをイーブンにして第2ラウンドを終えた。久常は通算2アンダー「71」でカットラインギリギリの50位で決勝ラウンド進出を決めた。

トップはM.ウォレス(33、イングランド)、S.ヴァリマキ(25、フィンランド)、A.オルティス(28、メキシコ)、J.ナップ(29、アメリカ)の4人が通算11アンダーで並んでいる。

■久常涼(ひさつね りょう)
2002年9月9日生まれ、21歳。岡山県出身、岡山県作陽高校卒業。身長175㎝、体重75㎏。3歳からゴルフを始め、2018年に高校1年で全国高校選手権で優勝、高校3年生でプロに転向。2022年から海外ツアーに挑戦、2023年9月「フランス・オープン」で日本人史上3人目の欧州ツアーでの優勝を達成。日本人選手初の欧州ツアーの新人王。ドライバーの平均飛距離は300ヤード。