■柔道・全日本シニア体重別選手権 第1日(24日、大阪・大浜だいしんアリーナ)

試合機会の少ない社会人選手の競技力向上と、社会人柔道の振興を促進を目的とした全日本シニア体重別選手権。男子100キロ級元世界王者で天理大で監督を務める穴井隆将(39)が出場し、2回戦で敗退した。※写真は2013年時の穴井

2013年に引退した穴井は先月、男子90キロ級にエントリーした際に自身のSNSで「人間が再起にかける姿に何かを感じていただけたらと思います」とコメント。
試合当日にも「いざ。いろんな思いを背負って戦う姿をご覧いただけたらと思います。怪我なきよう」と気合をいれた。

1回戦は、開始3分38秒に瀧川光(明心館・関本道場)から内股で一本を奪い、幸先よくスタート。しかし2回戦で開始3分42秒、立野宏輔(警視庁)に大内刈りで一本を取られて敗退となった。

■穴井隆将(あない・たかまさ)
1984年8月5日生まれ、 大分出身。
2010年世界選手権、金メダル。2012年ロンドン五輪、2回戦敗退。
2013年、引退。2014年に天理大学柔道部の監督に就任。