■プロ野球・練習試合 ヤクルト 6ー10 DeNA(23日、沖縄・浦添)

DeNAはヤクルトとの練習試合で2桁10得点で快勝。今季実戦初登板となった先発・東克樹(28)は2回25球を投げ、4者連続三振を含むパーフェクト投球を披露。昨季リーグ最多勝左腕が今季も上々のスタートを切った。

打線はこの試合計18安打を放ち、ドラ4のルーキー・石上泰輝(22)が3安打、度会隆輝(21)、松尾汐恩(19)の“ドラ1コンビ”もそれぞれ2打席連続安打をマークするなど若手が躍動。リリーフ陣は新外国人・ケイ(28)が2失点、9回の中川虎大(24)が3失点と苦しんだが、山﨑康晃(31)らが好投をみせた。

序盤は2回までで大量6得点と爆発。初回はヤクルト先発・小川に対し、4番・牧秀悟(25)のタイムリーで先制すると、続く宮﨑敏郎(35)がレフトスタンドへ2ランを放ち3-0。

2回は1死から石上、林の連打で一・三塁のチャンスを作ると、ドラ1ルーキーの度会がタイムリーを放ち4点目。2死一・二塁で大田泰示(33)のレフトへのヒットにサンタナが後逸し、序盤から早くも6-0と突き放した。

リリーフ陣は6点リードの3回に2番手のケイが、先頭のオスナにソロ本塁打を浴び、1点を返された。さらに4回は京田陽太(29)の落球から村上への四球、サンタナの安打で1死満塁のピンチを招くと、武岡の二ゴロ間に2点目を奪われた。

3番手・山﨑康は5回を3者凡退。伊勢大夢(25)は石上のエラーでランナーを背負うが二塁を踏ませず。移籍3年目の森原康平(32)も3人斬りで安定したピッチング。8回の石川達也(25)は石上のエラー、並木への四球などで無死満塁とすると丸山和の犠飛で失点。

打線は7回に2年目・林琢真(23)のタイムリーで7-2。8回は新外国人・エスパーダを相手に、2死一・二塁から京田、松尾、石上の3者連続タイムリーで10点目を奪った。9回は中川虎大(24)が2死一・三塁のピンチを招くと、代打・宮本と松本に連続タイムリーを浴び10-6と3失点で課題が残るマウンドとなった。