■卓球世界選手権・男子団体 準々決勝 日本 0ー3 中国(22日、韓国・釜山)
21日にパリ五輪出場権を獲得した卓球男子日本代表は、準々決勝で世界ランク1位の中国と対戦。0-3のストレートで敗れ準決勝に進めず、世界選手権でのメダル獲得はならなかった。
相手の中国は、世界ランク1位。世界選手権の団体戦も10連覇中。そんな最強国に世界ランク3位の日本は、張本智和(20)、篠塚大登(20)、松島輝空(16)の3人が挑んだ。
3位決定戦は行われないため、この試合に勝って準決勝に進出すればメダルが確定する日本。トップバッターには16歳の松島(世界ランク33位)が起用され、世界ランク1位の樊振東(27)と初めて対戦した。樊の強打にバックハンドで対応、世界ランク1位と互角に渡り合う。そして11-11から連続得点で見事逆転、第1ゲームを先取する。第2、第3ゲームもデュースまでもつれ込む接戦を演じた松島だが、あと一歩及ばず連取を許しゲームカウントは1-2と劣勢に立たされる。第4ゲームも6-11で落とし、日本は第1試合を失ってしまう。
第2試合は、世界ランク9位のエース・張本が同2位の王楚欽(23)と激突。第1ゲームは互いに点を取り合う攻防が続き、8-8の同点に。ここから張本がカウンターのバックハンドを決めるなど3連続得点で第1ゲームを奪う。しかし、以降は王の技術に張本が対応できない場面が目立つように。さらに張本のミスも増え3ゲームを連取され、ゲームカウント1-3で第2試合も落としてしまう。
そして第3試合、世界ランク73位の篠塚が同3位の馬龍(35)に食らいつくが、第1ゲームを9-11で失うと、第2ゲームも取られゲームカウント0-2で迎えた第3ゲーム、篠塚が意地を見せる。6-7から長いラリー戦を制し4連続得点をマークするなど逆転で奪う。ゲームカウント1-2で迎えた第4ゲーム、元世界王者相手に一歩も引かない打ち合いを見せ9-7とリードする。しかし、ここから馬龍に4連続得点を許し万事休す。1ー3で篠塚は敗れた。
この結果、マッチカウント0ー3で日本は中国に屈し、準々決勝敗退。2大会連続のメダル獲得の夢は潰えた。
【グループリーグ戦績】
16日 ナイジェリア(世界ランク18位)の棄権により日本の不戦勝
17日 日本 3ー0 チェコ(同28位)
18日 日本 3‐1 台湾(同9位)
19日 日本 3-0 マダガスカル(同42位)
【決勝トーナメント日程】
21日 日本 3-0 オーストリア(同32位)
22日 日本 0-3 中国(同1位)














