トヨタ自動車のグループ企業「豊田自動織機」が、エンジンの出力試験などで不正を行っていた問題で、国土交通省はきょう、特に悪質な不正が確認されたエンジン3機種の型式指定を取り消す手続きを始めました。

国土交通省が型式指定を取り消す手続きに入ったのは、豊田自動織機が生産するフォークリフト用のエンジンなどあわせて3機種です。これらの機種では、排ガスの試験の際に実際と異なるデータを使用するなど、特に悪質な不正が確認されたということです。

国土交通省は型式指定を取り消すにあたり、来週29日に豊田自動織機側の意見を聞く聴聞を行います。

また、きょう午前には、国交省から豊田自動織機の伊藤浩一社長に対し、道路運送車両法に基づき組織体制の抜本的な改善を求める是正命令書が手渡されました。

1か月以内に再発防止策の報告することなどを求めていて、是正命令が出されるのは日野自動車、ダイハツ工業に続いて3例目です。

また、国交省は、ほかの自動車メーカーやエンジンメーカーなど84社に対し、型式指定の申請の際に不正行為がないか、自社で調査して今年4月末までに報告するよう求めました。さらに、型式指定の申請で相次ぐ不正に対応するため、今後、有識者会議を設置するとしています。