車の一時停止率アップを図る取り組みです。
信号機のない横断歩道で車を運転している人に歩行者の存在を知らせる「ライトアップ表示板」が宮崎県内で初めて設置されました。
(三浦功将記者)
「横断歩道の前に立つと、文字とライトで歩行者がいることを知らせてくれます。一時停止率も高まりそうです」
「ライトアップ表示板」は歩行者が横断歩道の前で立ち止まるとセンサーが反応して最大15秒間「横断あり」の文字とライトが点滅され、ドライバーに歩行者の存在を知らせます。
この表示板の導入は埼玉県に続いて全国で2例目で、21日から宮崎市内2か所の信号機のない横断歩道で運用が始まりました。
(宮崎県警察本部交通規制課 阿部一成さん)
「ライトアップ表示板を設置することで、車両の停止率の向上と歩行者が被害者となる事故が少しでも減ればと考えている」
全国で初めて表示板を導入した埼玉県では、およそ65%だった横断歩道での車の停止率がおよそ82%まで上がったということで、宮崎県警は効果を検証しながら、今後、県内での設置か所を増やしたいとしています。