卒業後に転出する人も多い高校3年生に向けて、自治体の窓口で行う「引っ越し手続き」の体験会が行われ、生徒たちは最新のDXサービスを学びました。

青森県の七戸高校で21日に行われた「引っ越し手続きの体験会」は、自治体DXの一環となるサービス、「書かない窓口」が七戸町で開始するのを前に、進学や就職で引っ越しをする人も多い高校3年生に向けて町が実施しました。

生徒たちはまず、従来通りの手書きで転出届の作成に挑戦しますが…。

生徒は
Q.順調に書けてますか?

「いや、書けてないです…。届け人が誰なのかわかんない」

続いて体験したのは「書かない窓口」です。

このサービスは、証明書の交付申請や異動届を提出する際に身分証明書を端末で読み込むことによって署名など最小限の記入で済むため、生徒は戸惑うことなく無事、手続きを完了しました。

七戸高校・3年 田頭彩花さん
「書かない方はスムーズにできて、手書きと比べてわかりやすかった」

七戸高校・3年 沼畑翔真さん
「引っ越しする場合は書かない窓口を利用したい」

県によりますと、県内では2023年12月時点で、むつ市と平川市が書かない窓口を導入していて、複数の自治体で導入を検討していました。

七戸町では3月下旬からサービスを開始する予定で、窓口の利便性向上と職員の業務効率化に期待が高まります。