■卓球世界選手権・女子団体戦 決勝トーナメント2回戦 日本 3ー0 クロアチア(21日、韓国・釜山)
世界卓球は決勝トーナメント2回戦が行われ、日本はクロアチアを3-0のストレートで下し、ベスト8入りを果たしたため、パリ五輪出場権(団体&シングルス)を獲得した。
チーム世界ランク2位の日本は、同41位のクロアチアを相手に、早田ひな(23、日本生命)、張本美和(15、木下グループ)、平野美宇(23、木下グループ)で挑み、1ゲームも落とさずオールストレート勝ち。団体戦が実施された北京五輪(2008年)から5大会連続となる五輪出場権を獲得した。
第1試合はエースの早田が世界ランク229位のラコバッツと対戦。序盤2ポイント奪われたが、落ち着いて相手の動きをみながら得点を重ね、第1ゲームを11-4で奪った。第2ゲームは中盤まで接戦となったが要所で強打を決め、最後はバックハンドでポイントを奪い連取。第3ゲームは終盤レシーブで粘りをみせた相手に苦しんだが、11-7で勝利。世界ランク5位の実力をみせ、2番手の張本につないだ。
張本(同16位)は相手のエース・アラポビッチ(同154位)と対戦。立ち上がりから左右に揺さぶる強打、変化のあるサーブで相手を苦しめ、相手のサーブもチキータ(攻撃的なレシーブ)で崩すなど多彩な攻撃でリードし先取。第2ゲームも危なげなく11-4で連取し、第3ゲームは流れが相手に傾く場面もあったが、5-5から要所で強打を決め5連続ポイントで一気にマッチポイントを奪うと、最後は厳しいコースへのレシーブで勝利をつかんだ。
パリ五輪切符まであと1勝。第3試合を託された平野はイエーガーと対戦し、試合開始から7連続ポイントでエンジン全開。11-1で第1ゲームを奪うと、第2ゲームも安定した攻撃でポイントを重ね11-4と連取。第3ゲームも相手を強打で圧倒し、五輪切符獲得が決まるプレッシャーの中、ストレートで勝利を飾った。
グループリーグでは1試合も落とさず、4戦全て3-0で勝ち上がった日本は、五輪出場決定戦という大一番も3-0で完勝。明日22日の準々決勝は、メダル獲得をかけエジプト対ルーマニアの勝者と対戦する。














