DeNA森唯斗(32)が21日、沖縄・コザで行われた広島との練習試合で今季2回目の先発投手を務め、3回を4安打無失点に抑える好投。先発した2試合で計5回無失点とアピールを続けている。

初回、広島の1番・菊池涼介(33)を左飛、侍ジャパン強化試合メンバーの2番・田村俊介(20)をチェンジアップで空振り三振に抑え、2死を取るも、こちらも侍強化試合メンバーの3番・小園海斗(23)に右安を許した。続く4番・シャイナー(28)に左中間に長打を浴び、俊足・小園が本塁を狙うも、味方のセンター関根大気(28)が俊足を生かし素早いカバーでボールを抑えると中継に入ったショート石上泰輝(22)強肩を見せた。遠投120mのバックホーム送球がノーバウンドで届き、本塁でタッチアウト。バックに助けられ、無失点で切り抜ける。

続く2回は、先頭の5番・林晃汰(23)に鋭いゴロを打たれるも、セカンドを守っていた今季実戦初出場の新キャプテン・牧秀悟(25)がダイビングキャッチ。二ゴロに抑えると、その後もランナーを背負いながらも要所を締め、3回を4安打1三振1四球無失点に抑えた。

森は「結果が欲しかった。予定通り3イニングを投げられたし、やりたいことも(山本)祐大(25)と話しながらできたので良かった」と満足そうに今日の投球を振り返り、「残り1クール、やることをきっちりやって、追い込むのもそうですし、ケガなく横浜に帰りたい」と語った。

昨シーズンオフにソフトバンクを戦力外になった元"鷹の守護神”は新天地では先発として期待が大きい。森は「ここまできたら開幕(ローテ)を狙いたいし、獲りにいきたい。オープン戦だが結果にこだわってやりたい」と開幕ローテ入りを宣言。新天地での完全復活が見えてきた。