北極圏の刑務所で死亡したロシアの反体制派指導者・ナワリヌイ氏について、当局が親族に対し14日間遺体を引き渡さないと通告したことが明らかになりました。
ナワリヌイ氏の広報担当者は19日、当局が母親と弁護士に対し、ナワリヌイ氏の遺体は「化学検査」を行うため14日間は引き渡さないと通告したことをSNSで明らかにしました。
広報担当者は「検査は明らかな嘘だ。殺人の痕跡を隠蔽するために遺体を隠している」と非難しました。
ナワリヌイ氏の妻 ユリアさん
「なぜプーチンが3日前に彼(ナワリヌイ氏)を殺したのか知っています。ほどなくお伝えできるでしょう。誰がどのように犯行に及んだのか明らかにします」
ナワリヌイ氏の妻・ユリアさんは公開した動画で、夫の死に政権側が関与していると主張したうえで、「遺体を返さないのは毒物の痕跡が消えるのを待っているからだ」と述べ、強く非難しました。
人権団体によりますと、遺体引き渡しを求める嘆願書はこれまでに6万件を超えましたが、ペスコフ大統領報道官は遺体の引き渡しについて「われわれはこの問題には関与していない。大統領府の職務ではない」と述べています。
注目の記事
【独自】「この野郎」「見とけよ、貴様」北九州・中学生2人殺傷事件から1年 捜査1課長(当時)が初めて語った犯人への憎しみと執念の捜査【前編】

「事故は紙の上の話ではない」 当時生後8か月の男の子が保育園でリンゴを喉に詰まらせ今も意識不明 親が保育士に託す子どもの命を守るための一瞬の気づきと責任【前編】

東日本大震災の2日前にM7.3の地震「その時に呼びかけていれば...」反省踏まえ運用スタート『北海道・三陸沖後発地震注意情報』 私たちは何をすべき?【災害担当記者が解説】

【震度6強の地震】初の「後発地震注意情報」を発表 「最悪のケースは3.11」 今後1週間をどう備える?【news23】

かわいさ=痩せていること?「ありのままじゃ駄目なのかな?」 ”世界トップレベル”に痩せている日本人女性 「ルッキズム」が引き起こす無理なダイエットの危険性

「ひみ寒ぶり」記録的不漁でブリ丼4380円 目当ての観光客も高値に戸惑い 北陸の港町に”経済効果10億円”もいつ富山湾へ









