新潟県上越市の町内会の行事に、立憲民主党の梅谷守 衆議院議員が持ってきた日本酒。公職選挙法違反の可能性があり、梅谷議員は「軽率だった」としています。
立憲民主党 梅谷守 衆議院議員
「『対価』として認識していました。ただ、このような事態の中で私の認識不足、軽率だったと深く反省しています」

国会で釈明した旧新潟6区選出で立憲民主党の梅谷守 衆議院議員です。
問題になっているのはこちらの日本酒です。

上越市内の町内会長
「神様の行事やってるんだから、じゃあお預かりしますということで、梅谷さん本人から受け取りました」
上越市の町内会長によりますと、この日本酒は先月14日、町内会が開いた行事に参加した梅谷議員から手渡されたということです。日本酒をもらうのは初めてでした。

上越市内の町内会長
「飲んだり食ったり町内の方に振舞うことはしてませんし、公選法に引っかかるよというところまでは気が回らなかった。それでお預かりしたというのが第一ですし、今考えてみれば完全にアウトですから」

一方、別の町内会の会長が見せてくれたのは「贈答品管理表」です。

複数の町内会が集まる会合で誰から何をもらったかが記録されていて、記録が残っていない年もあるそうですが、梅谷議員は「2018年から22年での5年間は毎年酒を持って来ていた」ということです。

公職選挙法では、政治家が選挙区内で金品を寄付する行為を禁止していて、県選挙管理委員会は「地域の行事に対する差し入れは寄付に当たり、公職選挙法に抵触する可能性がある」としています。

梅谷議員は今後の進退について問われると…
立憲民主党 梅谷守 衆議院議員
「今後二度とこのようなことがないことを自分自身強く誓っているところです」
このように述べ、離党や辞職については明言を避けました。
立憲民主党県連の米山隆一 幹事長は、BSNの取材に「党として聴き取りはしていて、関係の弁護士に相談している」ということです。

立憲民主党の岡田克也 幹事長は「報道されているような状況があったことについて軽率であったという反省の弁が述べられました。迷惑をかけて申し訳ないと。みんなで一緒に会合していて、地域の集まりで飲食もあると。何もなくて行くのは気が引けるということで酒を持って行ったというのが実態に近いのかなと」と話していました。

選管は「すでに行われた行為の立件の有無については、司法当局が判断することになる」と話していました。