米津龍一気象予報士:

あすのポイントはこちら。

あすはゴールデンウィーク頃の暖かさとなる見通しです。

まず今夜からあすの未明にかけて雨が降りそうですが、それは前線が南下してくる影響です。

これによって南から暖かく湿った空気が流れ込んできますので雨雲のもとが入ってきます。特に今夜峡南や富士五湖では、雨の降り方がやや強まる見通しです。

南から暖かく湿った空気が入ってきますが、この前線が通過した後は、晴れる見通しです。

その暖かい空気というのが、あすもまだ残りそうです。
このように東北方面まで暖かい空気が残る形でして、これがどれぐらいの暖かさかといいますと、晴れれば地上で20℃以上の目安の暖かい空気なんです。

つまり、あすは午前中を中心に晴れます。そして上空の暖気が入ることによって気温が上昇することになりそうです。

どれぐらい上昇するのかをあすの予想最高気温で見てみます。

まず、大月はきょうと比べて8℃も高い22℃予想。4月の下旬並み。
河口湖は5℃高い20℃、5月の上旬並みの気温です。
北杜市大泉や南部も4月の下旬並みですからゴールデンウィーク頃の暖かさ。
さらに甲府、勝沼も20℃以上となりますので、昼間は日差しのもとでは上着が要らないくらいの暖かさとなります。

ところが実はこれは一時的なものです。

甲府の気温の変化を見ますと、あすは20℃予想となってますが、あさって水曜日は13℃。この13℃は、おそらく未明に出るものなので、昼間はここまで気温が高くないと思います。
木曜日、金曜日は10℃に届かず7℃や8℃となりますから、真冬の寒さ。
10℃以下だと、冬物コートの出番となりますが、まだまだ仕舞わないでください。活躍するチャンスはありそうです。

ということで、あすの午前中は洗濯チャンスです。花粉症持ちの方はもう先週の金曜日からスギ花粉の本格飛散が始まってますので、気温が高いとより飛びやすくなりますから対策をしっかりとお願いします。