東京で開かれた国内最大級の「食」の商談展示会に、50以上の高知県内事業者が出展し、全国の流通関係者に県産品をPRしました。
「スーパーマーケットトレードショー」は、全国から2000を超える企業や団体が出展する国内最大級の「食」の商談展示会です。県内の事業者に新たな販路やビジネスチャンスを提供しようと、県は2010年から毎年ブースを構えていて、今年は52の県内事業者が参加。大手量販店や百貨店のバイヤーに、熱心に県産品を売り込んでいました。
こちらは、田野町の海産物卸業者。初めての出展です。シラスのピザや金目鯛のアヒージョを商品化しています。

(カネアリ水産 髙村祐里さん)
「ピザとかも『新しいね』とかあるようでなかったものだったりとか、『子どもは確かにピザ食べるよね』っていう共感を結構いただきました」
こちらも初出展の井上石灰工業のブースに出品されていたのは涙の形をしたトマト!

(井上石灰工業 大畑宏史さん)
「新しい分野のチャレンジとして10年前から取り組んでおります。トマトじゃなくて別の何かだと思って立ち寄るお客さんが非常に多いですね。非常にいいお話をたくさんいただいている状況です」
様々なジャンルの県産品が並ぶ中、来場者の反応は…
(来場したバイヤー)
「ここ数年、非常に進歩が著しいと思っている。商品を売るにしても買う人の目線でものづくりがされているなという印象がある。“バイイングする方としてはやりやすい”というポジションに高知の商品はなっていると思います」
ユズや天日塩のアイスを試食したこちらのバイヤーは…

(来場したバイヤー)
「ユズは口に入れた瞬間、完全にユズであっつい夏に食べたいなと思いました。おいしかったです、すごく」
開催3日間で、のべ7万5000人以上が訪れたイベント会場。県のブースは商談や試食などで常に活気が溢れていました。
(県地産外商公社外商局 山中草 企画主任)
「地域の商材を少数でもそのお店でしか取り扱えない商品を探していますので、特に高知の食材は大量生産できるものも少ないので、逆にそういったものが引き合いになっているというのは事業者からも聞いている」
高知が全国に誇る野菜や果物、魚、酒。それらを使用した魅力あふれる様々な商品。進化を続ける「高知の食」がますます全国に広がることが期待されます。














