29年前に亡くなった赤磐市出身の詩人・永瀬清子(ながせ きよこ)を偲ぼうと、命日のきょう(17日)墓参りなどの記念行事が行われました。

永瀬清子が生前愛した梅の花にちなんだ「紅梅忌(こうばいき)」は、永瀬の命日、そして誕生日でもある毎年2月17日に開かれています。永瀬は戦後の混乱期に現在の赤磐市松木の生家で子育てをしながら詩を作り続け、「現代詩の母」と呼ばれています。命日のきょう、墓参りをした人たちはクラウドファンディングなどによって改修された生家で永瀬の作品に親しみました。

(永瀬清子生家保存会 横田都志子理事長)
「年々たくさん来ていただいて愛されているのを私たちが実感できています。ここへ来て永瀬清子の作品に出会うことで、生きていくエネルギーにしてほしい」

永瀬清子の生家「清子の家」はカフェやギャラリーなども併設されていて、週6日開館(木曜定休)しています。