総合エンターテイメント事業を展開する株式会社マルハンが16日、“マルハン北日本カンパニー硬式野球部”を発足、初代監督には元東京ヤクルトの館山昌平氏(42)が就任したことを発表した。

マルハン北日本カンパニー硬式野球部は、今春に宮城県仙台市を本拠地として発足、2025年の公式戦の参戦を目指す。初代監督には2003年から19年までヤクルトで活躍した館山昌平氏(42)が就任した。

野球部のメンバーは今月28日、29日に浦安市運動公園野球場で第1回目の大規模選手セレクション会が開催され、選び抜かれた選手が2025年から本格始動する。選手は球団の本拠地近くのマルハン店舗の契約社員として雇用され、引退後は正社員に登用するシステムが用意されている。
※写真は左から館山氏、 韓社長

■館山氏のコメント、以下全文
このたび、マルハン北日本カンパニーという大企業の新チーム初代監督に任命いただいたことを光栄に感じています。アマチュア野球界で指導することも、監督をすることも私にとって初めてのことです。育てていだいた日本野球界、その未来を想い、本気で誠実に取り組んでまいります。

今の野球界に最も強く必要だと思うことは『トレーニングの質を向上すること』です。私はプロ野球17年の選手生活を含め10度の手術をしましたが、引退してアマチュア野球界全体を見渡していくと、怪我をしない身体づくりと練習の質には、まだ向上の余地が残されていると見ています。私は、その想いと考え方、そして先端技術の活用も積極的に取のり入れ、マルハン北日本カンパニー硬式野球部で選手たちと様々な知識や技術を共有・実践し、2027年度には都市対抗か日本選手権でベスト 4、2029年度にはいずれかの大会で優勝を目指すことを目標として掲げたいと思います。

マルハン北日本カンパニーで、仕事と野球の両立を実現させ、引退後の選手たちが、社会人としても大きく活躍できることを証明し、本拠地である仙台を盛り上げるべく、本気で誠実に努力を積み重ねて参ります。