中国軍の機関紙「解放軍報」は、重大な規律違反の疑いで軍の最高指導機関・中央軍事委員会のメンバー2人が調査を受けていることをめぐり、「軍の将兵は中国共産党中央の決定を断固支持しなければならない」とする論評を掲載しました。

中国国防省は先週、中央軍事委員会ナンバー2の張又俠副主席と劉振立委員が「重大な規律違反」の疑いで調査を受けていると発表しました。

これについて中国軍の機関紙「解放軍報」は31日、2人を「調査し処分することは反腐敗闘争の重大な勝利である」とする論評を掲載しました。論評では調査について「軍隊が害毒の根源を取り除き生まれ変わるうえで重要な意義を持っている」と評価したうえで、「軍の将兵は党中央の決定を断固支持しなければならない」と呼びかけました。

さらに、「軍隊の反腐敗闘争を最後まで徹底しなければならない」と今後も汚職の摘発に取り組む姿勢を強調しています。

また、中国軍は、中央軍事委員会のトップ・習近平国家主席に権力を集中させる仕組みである「主席責任制」を「徹底し、習主席の指揮に従い習主席に対して責任を負い習主席を安心させなければならない」としています。

「解放軍報」は25日の社説で張副主席らが「主席責任制を踏みにじり、破壊した」と非難していて、習主席との間になんらかの軋轢があった可能性も示唆していました。