(ブルームバーグ):ロシアのプーチン大統領とトランプ米大統領の会談は実現に近づいていると、ロシア大統領府のウシャコフ大統領補佐官(外交政策担当)が8日明らかにした。
ウシャコフ氏は国営テレビのインタビューで、会談実現に向けた進展状況に関する質問に対し、「前進しつつあると私は考えている」と答えた。
トランプ大統領はこの日、ホワイトハウスで記者団に対し、来週の中東訪問中にサウジアラビアでプーチン大統領と会談する予定はないとしながらも、プーチン氏と極めて良好な対話をしていると語った。
プーチン大統領は、4年目に入ったウクライナでの戦争を巡り、長期停戦と最終的な和平合意に向けた米国の提案をこれまで拒否してきた。協議が行き詰まる中、米政権内では不満が高まっており、米国が交渉から離脱することもあり得ると警告している。
ウシャコフ氏は、米国側は「われわれが何を求め、何を達成したいのかについて理解している」とした上で、「もちろん全てではないが、われわれの要求や見解、提案はある程度考慮されている。プロセスは進行中だ」と付け加えた。
原題:Putin-Trump Meeting Is Getting Closer, Kremlin Aide Says (2)(抜粋)
--取材協力:Hadriana Lowenkron.
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