アップルがアメリカで販売されるiPhoneの生産を中国からインドに移す計画があると複数のメディアが報じました。トランプ大統領による中国への関税の強化を受け、中国依存を減らす狙いがあるとみられます。

イギリスのフィナンシャル・タイムズなどによりますと、アップルはアメリカで販売する全てのiPhoneの組み立てをインドに移管する計画があるということです。早ければ来年にも実施するとしています。

iPhoneのアメリカでの年間販売台数は6000万台以上で、現在、そのおよそ8割が中国で組み立てられているとされていて、トランプ大統領の関税政策を受けて、中国に依存した生産体制の見直しを迫られた形です。

トランプ政権はスマートフォンを「相互関税」の対象からは除外するとしていますが、別の関税を課す考えを示しています。