ロシアによるウクライナ侵攻から、きょう(24日)で3年。戦闘が長期化するなか、北朝鮮はロシア支援のため兵士を派遣するなど、結びつきを強めています。北朝鮮兵を捕らえたウクライナ部隊の指揮官が取材に応じ、その瞬間を証言しました。
この映像は先月、ロシア西部クルスク州でウクライナ兵と戦っていた北朝鮮兵が取り押さえられた瞬間です。ウクライナ兵が両脇を抱えようとすると、大声を出しては、抵抗しようとします。

この兵士は、ゼレンスキー大統領が映像を公開した捕虜2人のうちの1人。21歳で、取り調べに対し「戦争ではなく訓練だと思っていた」と話したといいます。
その北朝鮮兵を捕らえたウクライナ特殊作戦軍の部隊指揮官が日本メディアのインタビューに初めて応じました。北朝鮮兵を捕らえた瞬間をこう振り返ります。

特殊作戦軍 部隊指揮官
「とても緊迫した状況だった。彼は持っていた手榴弾のピンを抜きました。そして、ピンを元に戻し、ポケットに入れました。私はそれ(手榴弾)をこっそり抜き取ったんです。彼は北朝鮮のために命を捧げる覚悟がありました」
実際に、この部隊が撮影した別の日の映像には、ウクライナ兵が近づこうとした次の瞬間に北朝鮮兵が自決するような様子が写っています。